回数券で電車代を節約する方法!普通乗車券との比較・注意ポイントも紹介

交通

電車にときどき乗るだけなら回数券の利用がお得です。特に新型コロナのためにテレワークが増え出勤回数が減った方は、電車代の節約方法を考えてみたほうがよいでしょう。

今回は、地下鉄やJRを利用する場合に回数券を使って電車賃を節約する方法について紹介します。

回数券で電車代を節約する方法

 

回数券で電車代を節約する方法は3つあります。普通回数乗車券と時差回数券・土休日用回数券です。

普通回数券

・枚数:11枚
・料金:普通乗車券の10倍
・有効期間:3カ月

普通回数券は、普通切符10枚分の料金で11枚の乗車券が買えます。1枚分お得で、約9.1%割引になります。週に2・3回など一定期間に何回か電車を利用するときは、普通乗車券や定期券よりもお得です。

しかも、回数券は本人だけでなく家族も使えます。有効期間がありますが、家族全員で使えば使い残す心配もありません。

時差回数券

・枚数:12枚
・利用可能日時:平日10:00〜16:00(土休日・12月30日~1月3日は終日利用可)
・料金・有効期間:普通回数券と同じ

利用できるのは日中の限られた時間帯だけですが、10枚分の料金で12枚買えるので、約16.7%の割引です。

土・休日割引回数乗車券

・枚数:14枚
・利用可能日時:土休日・12月30日~1月3日の終日
・料金・有効期間:普通回数券と同じ

土曜・日曜などの休日や年末年始だけに限られますが、終日利用できる回数券です。約28.6%の高率の割引になります。

時差回数券と土休日回数券は、地下鉄や私鉄で販売していますが、JR各社では販売していません。

回数券を利用した節約方法の注意ポイント

地下鉄

 

回数券を利用すれば料金を節約できますが、注意したいポイントもあります。

電車を利用する時間帯

時差回数券や土日回数券の利用は、「入場」の時間でチェックされます。時差回数券であれば10時~16時の間に入場すれば改札を出るのは時間外でも問題ありません。逆にこの時間内に電車に乗って改札を出ても、時間外に入場したときは使えませんので注意しましょう。

乗り越す場合

乗り越す場合も注意が必要です。回数券にはJRのように利用区間が指定されているものと、東京メトロなどのように一定額の区間運賃が決まっているものがあります。

利用区間が指定されているときは、区間内のどの駅でも乗降できます。ただし、区間外に乗り越すときは、区間の末端駅から下車駅までの普通運賃を精算する必要があります。

区間運賃方式の回数券は、その会社線内であればどの駅からでも券面額の駅まで利用できます。乗り越した場合は、乗車駅から下車駅までの運賃と券面額の差額を精算するだけです。つまり、乗り越す場合は区間運賃方式の方がお得です。

回数券以外にも電車代を節約する方法がある

東京メトロ

 

回数券は定期よりもお得な場合も多いですが、ほかにも節約方法があります。

1日乗車券・24時間券

東京メトロなどには、24時間以内であれば乗降自由な「24時間券」や、始発から終電まで一日中何回でも乗降できる「一日乗車券」があります。乗るタイミングや乗り方によっては、こちらがお得です。

金券ショップ

金券ショップでは回数券をバラ売りしています。ある区間を1・2回利用するだけなら、金券ショップで切符を買った方がお得なこともあります。

回数券の使い方を工夫して交通費を節約しよう

東京地下鉄

 

回数券の種類や乗る時間帯・区間などによる料金の節約方法と注意点を紹介しました。ちょっとした額も積み重ねればそれなりの額になります。あなたに合った回数券の使い方を見つけて交通費を節約しましょう。