教育費ってそんなにかかるの?と慌てないために今からできる節約とは

子供

子供にかかる教育費は、想像している以上に高額です。保育園や幼稚園に通園する時期になって、こんなに費用がかかるの?と驚く人は少なくありません。

通園・通学先が公立か私立かによっても、教育費の金額は大きく異なります。子供の教育費に合わせて、親の収入が変動してくれるといいのですが、残念ながらそのようなことはありません。そのため、現在の収入から教育費を捻出するために節約する必要がでてきます。

今回は、現在の収入から教育費を捻出するための、今からすぐにできる具体的な節約方法を紹介します。

家計簿で生活費の節約!教育費を捻出する

 

教育費を捻出するために最初にするべきことは、家計簿をつけることです。すでに家計簿をつけている人は、下記の項目「2.家計簿を見る」に進みましょう。

家計簿があると、ひと目で現在の暮らしの状況が把握できますし、節約の第一歩となります。

では、どのように家計簿をつけて、節約のために活用するとよいのでしょうか。

1.家計簿のつけかた

家計簿をつけるには下記の方法があります。

・エクセルで管理する

・市販のノート

・家計簿アプリ

・市販の家計簿帳

・専用口座などで管理

家計簿と言ってもスマートフォンのアプリを利用する方法や市販の家計簿ノートやエクセルなど、いろいろあります。

キャッシュレス決済を利用している場合は、生活費すべてを1つのクレジットカードや専用の銀行口座で管理しましょう。クレジットカード等を利用すると月別の明細書がクレジット会社の方から発行されます。そのため、自分で家計簿を入力する手間が省けるので、忙しい人にも便利です。

エクセル、市販のノートなどで家計簿を付ける場合は、少なくとも1週間単位を目処に、収支を入力するようにしましょう。また、レシートを取っておく袋などを用意しておくと便利です。

家計簿をつける最大の目的は、1ヶ月分のお金の流れを把握することです。まずは、あなたのやりやすい形で1ヶ月分の家計簿をつけてみましょう。そうすることで、家庭で使われているお金の動きが分かります。

家計簿ができたら、次のステップです。

2.家計簿を見る

1ヶ月分の家計簿を見て、収支の流れを大まかに把握しましょう。家計簿を見るときには、固定でかかる家賃や組み換えができない自動車ローンや住宅ローンなどは除きます。

注目してみていきたいところは、食費、携帯電話代、買い物や旅行などのレジャー費用などです。携帯電話の料金が高すぎると感じる場合は、安いフリーSIMに変更するなどの工夫が必要です。毎月かかる経費なので、安くできるとかなりの節約になります。

食費も無駄がないかをチェックしてみましょう。家計簿をつけてみると、想像した以上に「食費がかかっていた」「外食をしていた」ということがわかるでしょう。

保険料を節約し教育費を貯蓄する

次に見直したいのが、保険です。生命保険、自動車保険や火災保険など保険全般を見直しましょう。保険については約款を読んでもよくわからない場合がありますので、懇意にしている保険屋さんがいる場合は、その方に相談してみてください。

最近は、インターネット上に保険の内容を比較できるサイトや無料でコンサルタントをしてくれる保険店もありますので、そのようなところで一度相談してみても良いでしょう。

また、生命保険は大きく2種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。

貯蓄型保険と掛け捨て型保険はどちらが教育費の節約になる?

入院、通院、病気になった場合あるいは死亡などの保障のほかに、生存していると満期が来たときにもらえる貯蓄がプラスされた保険があります。それが貯蓄型保険です。

貯蓄型保険のデメリットは、保険料金が高いことです。現在のように金利が低い時代ですと、メリットが低い保険です。18年満期の貯蓄型保険に加入し保険料を支払うのと、同等の金額を貯蓄しても差がない場合があります。生命保障がついている分、貯蓄するよりも貯蓄額は下回ることもあります。

月々お金を貯金できる人は、貯蓄型保険ではなく貯金をしたほうが節約になります。

一方、掛け捨ての保険は、月々の保険の料金は安いけれど貯蓄がつきません。メリットは、月々の経費を安く抑え、合理的にお金を貯蓄できることです。

教育にお金が必要な時期は、保険料を低く抑えて教育費にまわせる掛け捨て型の保険で節約するのもよい方法といえます。

想像以上の教育費は今からできる節約で貯蓄しよう

子供の成長は嬉しいですが、教育費の負担は保護者の悩むところですよね。しかし、家計簿や保険を見直すことで、全体のお金の流れが把握でき、節約するべき部分を見つけられます。

特に保険は、結婚前から加入しているような場合、現在のライフステージに合っていない可能性があります。

子供の教育費を捻出するために、どこから節約を始めるといいのか悩んでいる人は、まずは家計簿をつけることと保険を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。