「可愛い!」と思わず手に取ってしまう子供服。ついつい買いすぎて、クローゼットがパンパン…なんて経験、ありませんか?
あっという間にサイズアウトしてしまうのに、なぜか増え続ける子供服。「節約したいけれど、子供服だけはどうしても…」と悩む方も多いでしょう。
この記事では、なぜ子供服を買いすぎてしまうのか、そしてどうすれば賢く節約できるのかを、具体的な例を交えて詳しく解説します。
なぜ子供服は節約できないの?具体的な「あるある」要因

子供服を買いすぎてしまう背景には、いくつかの共通する理由があります。これらの「あるある」を知ることが、無駄をなくす第一歩です。
1. お手頃価格につい手が伸びる
ファストファッションブランドや量販店では、驚くほど安価な子供服がたくさん並んでいます。
例えば、ユニクロやGUでTシャツが500円、しまむらで肌着が3枚組で980円といった価格を見ると、「汚れても大丈夫だし」「すぐに大きくなるからこの値段で十分」と考えて、ついつい色違いやデザイン違いで複数枚買ってしまいがちです。
しかし、これが落とし穴。例えば、夏用のTシャツを「安いから」と5枚買ったとします。子供が普段着ているTシャツが3枚あれば十分だったとしても、安さにつられて買った2枚は結局あまり着られないままシーズンが終わり、翌年にはサイズアウト…というケースは少なくありません。
一枚あたりの値段は安くても、数が多ければ合計金額はかさみ、結果的に無駄になってしまいます。
2. デザインの可愛さに衝動買い
子供服は大人服にはない、カラフルな色使いや可愛らしいデザインが魅力的です。
フリルたっぷりのワンピース、大好きなキャラクターのプリントTシャツ、おしゃれな柄のパンツなどを見ると、「これ、うちの子に着せたら絶対可愛いだろうな!」と想像が膨らみ、理性が飛んで衝動買いしてしまうことがあります。
例えば、SNSで見たおしゃれな子供服ブランドのアイテムや、店頭で目を引いた派手な柄のトップスなどです。「この一着があれば、いつものコーディネートが華やかになる!」と思って買っても、実際には手持ちのボトムスと合わせにくかったり、着る機会が限られていたりします。
結局、一度着たきり、またはタグがついたままクローゼットの肥やしになってしまう…なんてことも。可愛いデザインへの憧れが、無駄遣いにつながってしまう典型的な例です。
3. 持っている服を把握していない
子供服を買いすぎる人の多くは、「今、家にどんな服が何枚あるか」を正確に把握していません。タンスやクローゼットがごちゃごちゃで、何が入っているか分からなくなっている状態です。
例えば、「そろそろ長袖が足りないな」と思ってお店に行き、可愛い長袖Tシャツを見つけて買う。家に帰って引き出しを開けてみたら、奥の方から同じような長袖Tシャツが何枚も出てきた…というのはよくある話です。
「どうせ来年も着るだろう」「下の子にお下がりできるから大丈夫」と考えて、把握せずに買い足してしまうと、似たような服ばかりが増えてしまったり、存在を忘れてしまう服が出てきたりします。
持っている服を「見える化」できていないことが、重複買いや無駄な買い物を招きます。
子供服を買いすぎない!今日からできる簡単節約術

なぜ買いすぎてしまうのかが分かったところで、次に具体的な節約方法を見ていきましょう。計画的に購入することで、無駄なくおしゃれを楽しむことができます。
オフシーズンセールでまとめ買い
1. オフシーズンセールで賢くまとめ買い
子供服は季節の変わり目に大幅なセールが行われます。このオフシーズンセールを狙うのが、節約の強い味方です。
夏が終わる8月下旬から9月にかけて来年用の半袖Tシャツや水着を、冬が終わる2月から3月にかけて来年用の厚手コートやニットなどを探してみましょう。
例えば、来年の春に幼稚園に入園予定のお子さんなら、今の時期のセールで少し大きめのフォーマルウェアや普段使いの長袖、ボトムスなどを購入しておくことができます。通常価格の半額以下になっていることも珍しくありません。
ただし、子供の成長は予測が難しい部分もあるため、ワンサイズ大きめを選ぶなど、少し余裕を持って選ぶのがポイントです。来シーズンの気候や子供の好みを想像しながら選ぶのも楽しいですね。
2. コーディネートしやすい服を選ぶ
柄物やデザイン性の高い服は一見おしゃれですが、他の服との組み合わせが難しい場合があります。着回しやすさを重視するなら、無地やシンプルなデザインの服を基本にするのがおすすめです。
例えば、無地の白、グレー、ネイビー、ベージュといったベーシックカラーのTシャツやロンTは、どんなボトムスとも合わせやすく、着回し力が抜群です。
ボトムスも、デニムやチノパン、黒やグレーのレギンスなど、シンプルなものを選ぶとトップスを選ばず着られます。こういった着回しの効く服を数枚持っていれば、少ない枚数でも多様なコーディネートが可能になり、結果的に服全体の枚数を減らすことができます。
週末のお出かけ用におしゃれな柄物トップスを1~2枚持っていれば十分かもしれません。
3. サイズ調整が可能な服を選ぶ
子供の成長に合わせて長く着られる工夫がされている服を選ぶのも有効です。
例えば、アウターの袖口にマジックテープやボタンが付いていて長さや絞りを調整できるもの、ズボンのウエストの内側にゴムとボタンのアジャスターが付いているものなどです。
ワンサイズ大きめを購入しても、最初は袖を折ったりウエストを絞ったりして着せることができます。そうすれば、翌年も再来年も着られる可能性が高まります。
多少値段が高くても、しっかりしたブランドの服なら、洗濯を繰り返しても生地が傷みにくく、見た目がヨレヨレになりにくいというメリットもあります。例えば、肩紐の長さを調整できるサロペットやワンピースなども、子供の身長に合わせて長く着用できます。
4. リサイクルショップや「お下がり」を活用する
新品にこだわらないのであれば、リサイクルショップやフリマアプリを活用するのも賢い方法です。
セカンドストリートやブックオフの古着コーナー、地域のバザー、メルカリやラクマといったフリマアプリでは、状態の良い子供服が驚くほど安く手に入ることがあります。
例えば、公園遊びで汚れても気にならないような服や、ワンシーズンしか着ない水着や浴衣などは、リサイクル品で十分という考え方もできます。思わぬ人気ブランドの掘り出し物が見つかることも。
また、親戚や友人、ママ友との「お下がり交換」も素晴らしい節約方法です。サイズアウトした服を譲り合ったり、交換会を企画したりすることで、お互いに無駄なく子供服を循環させることができます。
5. 持っている服を「見える化」して把握する
これが最も基本的ながら、非常に重要な節約術です。
まずは、今持っている子供服を全て出し、サイズアウトしたものや傷んでいるものを仕分けましょう。そして、透明の衣装ケースに入れたり、引き出しに立てて収納したりして、何がどこにあるか一目で分かるように整理します。
例えば、「トップス90cmの引き出し」「ボトムス100cmのケース」のようにラベリングすると、さらに分かりやすくなります。「この引き出しに入る分だけ」「このケースに入る分だけ」と量を決めると、それ以上増やさない意識が芽生えます。
新しい服を買う前に、必ずクローゼットや引き出しを開けて確認する習慣をつけましょう。「同じような服をまた買ってしまった!」「この服があったのを忘れていた…」といった失敗を防ぐことができます。定期的に衣替えをする際に、持っている服を全てチェックするのも良い方法です。
計画的な買い方で、子供服をもっと楽しもう!

子供服の買いすぎを防ぎ、賢く節約する方法をご紹介しました。可愛い子供服を見ると、つい衝動的に欲しくなってしまう気持ちはよく分かります。
しかし、今回紹介した節約術を参考に、計画的に購入することで、無駄なくおしゃれを楽しめるようになります。
店頭で「可愛い!」と心が動いたとき、またお手頃価格の服を見かけたとき、この記事で紹介したポイントを思い出してみてください。手持ちの服とのコーディネートを考えたり、ワンサイズ上で来年も着られるか検討したり、本当に必要な枚数かを考えたりすることで、賢い買い物がきっとできるはずです。
計画的な子供服選びで、お財布にも優しく、親子でおしゃれをもっと楽しみましょう!