【大学生必見】今すぐ使える節約術8選!電気代・食費などジャンル別で紹介

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一人暮らしは自由がある一方で、家賃や水道光熱費、食費など、自分で管理しなければならないお金が増えます。バイト代で生活費を賄っている学生さんにとっては、これらの出費は大きな負担となりがちです。

そこで、この記事は、大学進学を機に一人暮らしを始めた学生さんに向けて、日々の生活費、特に光熱費と食費を賢く抑えるための具体的な方法を8つご紹介します。

大学生向け水道光熱費の節約術

一人暮らしの大学生にとって、水道光熱費は毎月決まってかかる固定費のようなものです。

平均的な金額として、電気代が月約3,500円、水道代が約2,000円、ガス代が約2,500円とされており、これだけで合計8,000円にもなります。年間では96,000円にもなる計算で、これは無視できない金額です。

ここからは、この光熱費を削減するための4つの方法をご紹介します。

待機電力をカットする

家電製品は、コンセントに繋がっているだけで、使用していなくても微量の電力を消費しています。これを「待機電力」と言います。例えば、テレビの主電源を切ってもリモコンで操作できるようにしている状態や、電子レンジの時計表示などが待機電力です。

具体例:

  1. 朝、大学に行く前にテレビやDVDレコーダー、電子レンジ、充電器など、使わない電化製品のコンセントを抜きます。
  2. 寝る前に、パソコンやゲーム機など、すぐに使わないもののコンセントを抜く習慣をつけます。
  3. よく使うけれど待機電力が気になる家電(例:テレビ周り)には、スイッチ付きのコンセントタップを使い、まとめて電源を切るようにします。

夜は早く寝て電気代を節約する

家にいる時間が長ければ長いほど、照明や冷暖房、テレビ、パソコンなどの電気を使う機会が増えます。夜更かしをすれば、それだけ長く電気を使うことになります。

具体例:

  1. 普段夜12時まで起きているのを、11時に寝るようにするだけで、1時間分の照明や暖房(または冷房)の使用時間を減らせます。
  2. 友達とオンラインゲームをする時間を少し短くしたり、だらだらとスマホを見るのをやめて早く寝ることで、その間の電力消費を抑えます。
  3. 家にいる時間を短縮するために、勉強は大学の図書館や空き教室、カフェなどを利用し、帰宅後はすぐに寝る準備をする、といった生活リズムを意識します。

シャワーヘッドを節水仕様に変える

水道代の中でも、シャワーは多くの水を消費する原因の一つです。シャワーヘッドを節水タイプのものに交換することで、使用感を大きく変えずに一度に流れ出る水の量を減らすことができます。

具体例:

  1. 一般的なシャワーヘッドが1分間に10リットルの水を流すのに対し、節水シャワーヘッドは5~7リットルに抑えられる製品があります。
  2. 仮に毎日10分シャワーを使うと、1ヶ月で約3,000リットル(10L/分 × 10分 × 30日)の水を使います。これを節水シャワーヘッド(仮に6L/分)に変えると、1ヶ月で約1,800リットル(6L/分 × 10分 × 30日)になり、1,200リットルもの水を節約できます。これは水道代に大きく反映されます。
  3. ホームセンターや家電量販店、ネット通販で「節水シャワーヘッド」として販売されている製品を探して交換します。多くの製品は特別な工具なしで簡単に取り付けられます。

衣類はまとめて洗濯する

洗濯は、一度行うたびに一定量の水と電気を消費します。洗濯機を満杯に近い状態にして洗うことで、洗濯の回数を減らし、水道代と電気代、そして洗剤の使用量を節約できます。

具体例:

  1. 毎日少しずつ洗濯するのではなく、例えば洗濯物が溜まる土曜日と水曜日の週2回に決めて洗濯します。
  2. バスタオルやジーンズなど、すぐに洗わなくても良いものと、下着や靴下などこまめに洗いたいものを分け、量を見ながら効率的に洗濯機を回します。
  3. 「これだけ?と思ってもつい洗濯してしまう」のをやめ、洗濯カゴがいっぱいになるまで待つようにします。

洗剤は大容量の詰め替え商品がお得

洗剤やシャンプー、柔軟剤などの日用品は毎日使う消耗品です。これらの商品は、少量ずつ買うよりも、グラムやミリリットルあたりの単価が安い大容量の詰め替えパックで購入する方が経済的です。

具体例:

  1. スーパーで売られている洗剤の「○○g増量!」と書かれた商品や、通常サイズと大容量サイズを比較し、1gあたり、または1mlあたりの値段(単価)を計算して安い方を選びます。例えば、500gで300円の洗剤Aと、1kgで550円の洗剤Bがある場合、Aは0.6円/g、Bは0.55円/gなので、Bの方がお得です。
  2. ネット通販ではさらに大容量でコスパの良い「業務用」と表示されている商品が見つかることがあります。

例として挙げられている「カネヨ石鹸 抗菌・無香料 衣料用洗剤 液体 業務用 5kg コック付き」や「カネヨ石鹸 衣料用濃縮柔軟剤 真白ブーケの香り 4㎏」のような商品は、通常の家庭用サイズよりもはるかに大容量で、買い物の頻度も減らせるため、重たい荷物を持ち帰る手間も省けます。

大学生向け食費の節約術

食費も、一人暮らしの学生にとって大きな割合を占める出費です。

大学生の食費の平均は月約23,000円とされており、これを30日で割ると1日あたり約766円になります。コンビニでお弁当と飲み物を買えばすぐに超えてしまう金額であり、多くの学生が工夫して食費を抑えている現状がうかがえます。

ここからは、食費を節約するための3つの方法をご紹介します。

お茶をつくって持っていく

外出先でペットボトル飲料や自動販売機の飲み物を買うのは、積み重なると大きな出費になります。自宅で飲み物を作り、水筒などに入れて持ち歩くことで、飲み物代を大幅に削減できます。

具体例:

  1. スーパーで麦茶や緑茶の「パック」を購入します。例えば、300円で50パック入りの麦茶パックがあれば、1パックで1.5~2リットルのお茶が作れます。
  2. 毎日ペットボトルの飲み物(150円程度)を1本買うと、1ヶ月で150円 × 30日 = 4,500円になります。一方、麦茶パックで作ったお茶なら、1ヶ月数百円で済む計算になり、月に4,000円近く節約できる可能性があります。
  3. 朝、家で麦茶やほうじ茶などを作り、学校やアルバイト先に持っていきます。

1日1,000円生活をする

これは食費の管理方法の一つで、「1日の食費を最大1,000円までにする」というルールを設ける方法です。これによって、月間の食費を30,000円以内に抑えることを目指します。

具体例:

  1. まず、1日の予算を1,000円と設定します。この範囲内で朝・昼・晩の食事を賄います。
  2. もし、その日に500円しか使わなかった場合、残りの500円は翌日以降に繰り越すことができます。翌日は1,500円まで使えることになります。
  3. お弁当を自作するなどして支出を抑え、浮いたお金を貯めておけば、週末に友達と外食したり、ちょっとしたお菓子を買ったりする「ご褒美」に使うことができます。
  4. この方法の利点は、毎日厳密に同じ金額を使わなくても良い柔軟性があることと、「お金を浮かせられた!」という達成感がモチベーションにつながりやすい点です。無理なく楽しみながら節約を続けることができます。

学割やSNS割引を活用する

多くの飲食店やサービスでは、学生を対象とした割引(学割)や、お店のSNSアカウントをフォローしたり、料理の写真を投稿したりすることで受けられる割引(SNS割引)を提供しています。これらを積極的に利用することで、外食やレジャーの費用を抑えることができます。

具体例:

  1. ランチタイムに学割を提供している定食屋さんやカフェを探して利用します。例えば、通常800円のランチが学割で700円になる場合、1回の外食で100円お得になります。
  2. 友達と居酒屋やカラオケに行く際に、学生証を提示することで割引を受けられるか確認します。
  3. お店のInstagramやTwitterなどをチェックし、「この投稿を見せると〇〇円引き」「ハッシュタグをつけて写真を投稿するとデザートサービス」といったキャンペーン情報を得て利用します。これらの割引があるお店は、学生向けにおしゃれな雰囲気だったり、量が多いなど、魅力的な点も多い傾向があります。

節約生活は楽しく続けることが大切

大学生の一人暮らし向けに、今すぐできる節約方法を8つご紹介しました。

大学生に限らず、一人暮らしにはお金がかかります。だからと言って、電気を付けない・エアコンをつけない・1日1食しか食べないというのは、身体的にもつらいですし、長い期間続けることはできません。

節約生活を始める際には、必要最低限の生活を維持しつつも、楽しく続けることが大切です。

楽しく上手に節約をしてみてくださいね。