「あぁ…また給料日まで長い…」
「お財布の中が寂しい…どうしよう!」
給料日が近づいてくると、手持ちのお金が心もとなくなる…この「給料日前の金欠ピンチ」、経験したことのある方は多いのではないでしょうか?特に新社会人の頃など、お給料がそれほど多くない時期には、誰もが一度は通る道かもしれませんね。
でも、大丈夫!そんな給料日前のピンチを乗り切るための、効果的な節約&やりくり術があるんです。今回は、誰でもすぐに実践できる3つのステップをご紹介します。
ステップ1:まずは徹底的に!「支出を極限まで減らす」

給料をもらった直後は、なぜだかリッチな気分になって、つい「あれも欲しい、これも食べたい!」とお金を使ってしまいがち。そのツケが、給料日前の金欠として回ってくるんですよね…。
今さら後悔しても始まりません!お金がない給料日前は、まずはとにかく支出を減らすことに全力を尽くしましょう。
✓ 残りのお金を「日割計算」してみよう!
支出を減らすためには、まず「現状把握」が大切です。今、自分のお財布や銀行口座にいくらお金が残っているか確認してみましょう。
次に、その金額を給料日までの日数で割ってみてください。これが、あなたが1日に使えるお金の上限です。
【例えば】
- 給料日まで あと10日
- 手元に残っているお金は 10,000円
この場合、10,000円 ÷ 10日 = 1日あたり1,000円 しか使えません!
こうやって計算すると、「うわ、今日ランチに1,000円かけたらもう終わりだ…」「飲み物買うのももったいないかも」と、自分が使える金額を強烈に意識できます。この「1日〇〇円」という数字が、無駄遣いしそうな自分に強力なブレーキをかけてくれるはずです。
✓ 面倒でも「ひたすら自炊」する!
日常生活で一番お金がかかるのが「食費」です。外食は手軽で美味しいですが、1回あたり数百円~千円以上かかり、チリも積もれば大きな出費になります。日割計算した金額で外食が可能なら良いですが、ほとんどの場合、給料日前は外食を続けているとすぐにお金が底をついてしまいます。
もし本気で支出を抑えたいなら、たとえ疲れていても、面倒でも自炊に切り替えましょう。
【ここがポイント!】
- お米をまとめて炊いて冷凍しておく(1食数十円!)
- 安いレトルトカレーやパスタソースを活用(100円台のものもたくさんあります)
- 冷凍うどん(1玉数十円!)+めんつゆで簡単に済ませる
- 卵、もやし、豆腐など、安くてボリュームのある食材を賢く使う
「料理なんてしたことない…」という方でも大丈夫!お米を炊いてレトルトをかけるだけ、冷凍うどんを茹でてめんつゆをかけるだけなら、ほとんど手間はかかりません。
パスタを茹でるのも、最近は電子レンジで簡単にできる容器があります。お鍋を用意する手間もなく、人数分のパスタと水を入れてレンジでチンするだけ。洗い物も少なくて済むので、疲れて帰った日でも自炊のハードルがグッと下がりますよ。
これは、給料日前の金欠という「過去の自分の行動の結果」だと割り切って、乗り越えましょう!
ステップ2:「借金なし」で手元にお金を増やす方法

支出を減らす努力と並行して、今あるものを活用したり、少しだけ働いたりして、借金をせずに手元のお金を増やす方法も考えてみましょう。
✓ 身近な「不用品」を売ってみる!
家の中を見渡すと、「そういえばこれ、もう使わないな」「いつか使うかも…と思って置いてあるけど、結局使ってない」というものが一つや二つはあるはずです。それらを売ってお金に換えることができます。
【具体例】
- もう着なくなった洋服やバッグ
- 読み終わった本や漫画、CD、DVD
- 遊ばなくなったゲームソフトや使わないゲーム機本体
- 古いスマホやタブレット、使っていない小型家電
これらのアイテムは、ブックオフなどのリサイクルショップに持ち込めばすぐに現金化できます(買い取り価格は低めになることが多いですが)。
また、メルカリやラクマといったフリマアプリを利用すれば、自分で価格を設定して売ることができるため、リサイクルショップよりも高く売れる可能性があります。手間はかかりますが、不用品がお金に変わるだけでなく、部屋もスッキリするのでおすすめです。
✓ スキマ時間で「副業」してみる!(会社のルールを確認してね)
もしあなたの会社が副業を許可しているのであれば、短期間のアルバイトや、自宅でできる副業でお金を稼ぐのも有効な手段です。
【具体例】
- 単発のイベントスタッフや引越しバイト
- 深夜や早朝など、本業に影響しない時間の数時間アルバイト
- パソコンとネット環境があればできる「クラウドソーシング」(Webサイト上で企業から仕事を受注する仕組み)
- データ入力
- 簡単な文章作成(ライティング)
- アンケート回答
- 文字起こし など
クラウドソーシングなら、時間に縛られずに自分のペースで作業できるものが多いので、本業が忙しい方でもスキマ時間を見つけてお金を稼ぐことができます。すぐにまとまった金額になるわけではありませんが、少しでも収入が増えれば給料日までの足しになります。
ステップ3:どうしてもの時の「最後の手段」

ここからご紹介する方法は、正直あまりおすすめできません。なぜなら、これらは「借金」であり、後で必ず返済が必要になるからです。計画的に利用しないと、かえって状況が悪化する可能性もあります。あくまで「どうしてもの時」の最終手段として考えてください。
✓ 「クレジットカード」で支払う
手元に現金が全くなくても、クレジットカードがあればお店で買い物をすることができます。これは、カード会社があなたに代わって一時的に代金を支払ってくれる仕組みです。
【具体例】
- 給料日まであと数日だけど、どうしても必要な日用品(トイレットペーパーや洗剤など)が切れてしまった。
- 急な慶弔事でお金が必要になったが、現金がない。
- 通勤に必要な交通費をチャージしたいが、現金がない。
このような場合にクレジットカードで支払うことで、目の前の現金の不足は回避できます。ただし、これは単に支払いを先に延ばしているだけです。後日、カード会社から請求が来て、次の給料から引き落とされます。
必ず次の給料で支払える範囲にとどめ、リボ払いや分割払いは手数料がかかるので慎重に検討しましょう。
✓ 「キャッシング」を利用する
もし親や親しい友人にお金を借りられるなら、それが一番良いかもしれません。
しかし、それが難しい場合、正規の金融業者からお金を借りる「キャッシング」も選択肢の一つにはなります。クレジットカードに付帯しているキャッシング機能を使ったり、消費者金融のカードローンなどを利用したりする方法があります。
【具体例】
- 家賃や公共料金など、期日が決まっている支払いが迫っていて、現金がない。
- 病気や怪我で、急な医療費が必要になった。
- どうしても現金でなければ対応できない、緊急性の高い支払いがある。
正規の金融業者であれば、法律に基づいた適正な金利や手続きでお金を借りられます。人目を気にせず借りられるという利点もあります。
ですが、これも「借金」です。借りた金額に加えて利息を支払って返済する必要があります。必ず返済計画を立て、次の給料で確実に返せる範囲で、必要な最低限の金額にとどめることが大切です。
安易な借り入れは、借金に苦しむ原因になることもありますので、くれぐれも慎重に判断しましょう。
普段から「計画的にお金を使う」のが一番!

今回は、給料日前の金欠を乗り切るための具体的な節約術やお金の工面方法をご紹介しました。これらの方法は、ピンチを切り抜けるための有効な手段です。
でも、一番良いのは、そもそも給料日前に金欠にならないようにすることですよね!
そのためには、給料をもらったその日から、計画的にお金を使うことが何よりも大切です。まずは固定費や必ずかかる生活費を把握し、残ったお金を1ヶ月でどう使うか、ざっくりとでも良いので計画を立ててみましょう。
それでも予期せぬ出来事でお金が足りなくなったときは、今回ご紹介した方法を思い出して、賢く乗り切ってください。そして、その経験を活かして、次こそは計画的にお金を管理できるようになると良いですね!


